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ビッグバン的な導入ではなく発展型の導入を--NSSOLの協調型グローバルPSI調整ソリューション

富永恭子(ロビンソン)

2010-02-23 17:46

 新日鉄ソリューションズ(NSSOL)は2月23日、カナダKinaxisと提携し、Kinaxisが開発したPSI(生産、販売、在庫)ソリューション「RapidResponse」を活用した協調型グローバルPSI調整ソリューションを2月より提供開始したと発表した。

 同社が今回提供を開始したサービスは、RapidResponseに実際のデータを取り込み使用することで導入後の業務イメージアップを図る「簡易プロトタイプ構築サービス」と、プロトタイプのイメージアップ結果を踏まえながら「業務プロセスに着目した現行業務とシステム課題の分析」、「RapidResponseの特長を生かした業務プロセスとシステムの改善策の検討」、「ERPなどの基幹システムやWMSなどの周辺システムと連携した形でのRapidResponseの導入支援」を推進する「本番構築サービス」だ。簡易プロトタイプ構築サービスは1カ月程度のサービスで、本番構築サービスは最短で4カ月のサービスとなる。

 NSSOLは、この導入ステップにより、抜本的な業務改革を必要とする「ビックバン的な導入」ではなく、業務改善が可能な部分から小さく始めて徐々に大きく育てる「発展型のシステム導入」が実現できるとしている。この発展型の導入により、最小限の投資で素早く効果が享受でき、ビジネスの拡大や環境の変化に柔軟に対応できるシステムが構築できるという。

 同社によれば、製造業のサプライチェーン構造は、市場や生産拠点、調達先のグローバル化に伴い、拡大かつ複雑化するとともに、製品ライフサイクルも短くなっているという。このような環境下では、販売や製造拠点でのPSI調整におけるゴーまたはストップの判断を的確に行わなければ、大量の在庫保有や販売機会の損失を招くことになる。しかし、従来の計画系SCMシステムは、システム間をバケツリレー形式で連携したのち、大量のデータを一括で計画し最適解を求めるというバッチ型の方式が多く、依然として需要や生産の変動に対して最終的な調整完了までに数週間程度のリードタイムを要している。そのため、PSI調整業務のスピードと意思決定プロセスに大きな課題を残しているのが現状だという。

 同社が今回Kinaxisと提携して提供する協調型のPSI調整ソリューションは、これらの課題に対し、入力、計画、シミュレーション、共有、調整、判断といった一連のPSI調整業務プロセスをシームレスに連携させ、需要および生産変動時に迅速で的確な調整オペレーションの判断を下すことを可能にするとしている。

 NSSOLは、同サービス関連の売上合計として、初年度に3億円、3年後に10億円を目指すとしている。

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