日本IBM、POWERとAIXの仮想化機能で三菱東京UFJ銀行のサーバを統合

日高彰

2010-02-24 10:51

 日本IBMは、三菱東京UFJ銀行のサーバ統合プロジェクトにおいて、同社の「仮想化AIXサーバー統合基盤」が2月8日より稼働を開始したと発表した。サーバ統合の結果として消費電力削減を含む最大70%のTCO削減効果が得られたという。

 統合基盤となるサーバには、CPUにPOWER6、OSにAIXを搭載する「Power 570」および「Power 520」を採用した。Power Systemsシリーズの特徴である、CPU能力を10分割して動的に配分する「マイクロ・パーティショニング」や、稼働中の論理サーバを別の物理サーバに移動できる「ライブ・パーティション・モビリティー」といった機能を利用して行内システムの集約、統合を行ったという。

 日本IBMの発表によれば、統合の結果としてCPU数で50〜70%、消費電力で60〜80%、サーバ基盤にかかわるTCOでは50〜70%の削減を実現したという。また、ネットワークやストレージとのインターフェースを仮想化する「Virtual I/O Server(VIOS)」による物理コンポーネント数の圧縮や、停止保守時間の短縮などにより、開発生産性や信頼性の向上も実現したとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    Google が推奨する生成 AI のスタートアップガイド、 AI を活用して市場投入への時間を短縮

  2. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  3. ビジネスアプリケーション

    AI活用の上手い下手がビジネスを左右する!データ&AIが生み出す新しい顧客体験へ

  4. セキュリティ

    MDMのよくある“12の悩み”を解決!Apple製品のMDMに「Jamf」を選ぶべき理由を教えます

  5. ビジネスアプリケーション

    グーグルが Gemini で示す生成 AI の可能性、ビジネス変革を促す 4 つのセッションを確認

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]