EMCジャパンは7月20日、「EMC Lifeline」を搭載した最大容量24テラバイト(TB)の低価格NAS「Iomega StorCenter ix12-300r」シリーズの販売を開始すると発表した。Iomega製品の販売パートナーであるダイワボウ情報システムを通じて、同日より提供するとしている。
EMC Lifelineは、NAS用オペレーティングシステム(OS)。同製品は、EMC Lifelineを搭載するほか、2Uサイズ19インチラックマウント筺体に最大12基のハードディスクを搭載できる。また、ストレージプールの拡張が可能なため、最小構成のベースモデルから、容量の拡張が可能だという。
同製品は、簡単なオペレーションで設定運用できるのが特長。PC、Mac、LinuxおよびUNIXクライアントやサーバと連携する豊富なプロトコル(CIFS、NFS、AFP、FTP、HTTP/HTTPS、WebDAV)を実装しているだけでなく、iSCSI接続もサポート。バックアップソフトウェアであるSymantec Backup Exec、EMC Retrospect、Acronis TrueImage、Acronics Backup & Recovery 10等との互換性をもつ。そのため、高性能で高機能なメインのファイルサーバやテープバックアップに代わるシステムとして利用できるとしている。また、VMware vSphere、Microsoft Hyper-V、Citrix XenServerの認証ストレージとして、主要なサーバ仮想化システムのデータストアとして利用が可能。さらに、Exchange 2010の機能を利用して、スケールアウト環境を構築することができるとしている。
Iomega StorCenter ix12-300rのハードディスク構成ごとの販売価格はオープン価格。市場想定価格(税別)は、「4.0 TB構成」が容量1.0TB、HDDを4基搭載で59万8000円から。「8.0 TB構成」が容量1.0TB、HDDを8基搭載で71万7000円から。「12.0 TB構成」が容量1.0TB、HDDを12基搭載で83万6000円から。「8.0 TB構成」が容量2.0TB、HDDを4基搭載で74万8000円から。「16.0 TB構成」が容量2.0TB、HDDを8基搭載で98万6000円から。「24.0 TB構成」が容量2.0TB、HDDを12基搭載で122万4000円からになるという。