モジラ、11月に就任予定の新しいCEOを発表

文:Don Reisinger(Special to CNET News) 翻訳校正:中村智恵子、福岡洋一

2010-10-15 10:44

 Mozilla Corporationは米国時間10月14日、Gary Kovacs氏が最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。

 Sybaseでシニアバイスプレジデントを務めた経歴をもつKovacs氏は、11月8日付けでCEOに就任する予定だ。Mozillaは、同氏が「組織およびウェブブラウザ『Firefox』の、全体の方向性を指導」する責任を担うことになると、人事を発表したブログに記している

Gary Kovacs氏 Gary Kovacs氏
提供:Mozilla

 Mozillaは11月から「世界中で一連のイベント」を開催する予定となっていることから、関係者はそこで新CEOと会う機会が持てることになる。

 Kovacs氏はSybaseで働いた以外にも、Adobe Systemsのモバイルアンドデバイス部門ゼネラルマネージャーおよびバイスプレジデントを務めたほか、Macromediaでは製品マーケティング部門のバイスプレジデントも務めていた。また、IBMのグローバルソフトウェア部門で10年間働いていた。

 Mozillaはしばらく前から、新しいCEOを求めて人事を進めていた。

 Mozilla会長のMitchell Baker氏は5月に、現CEOのJohn Lilly氏が2010年中に辞任することを明らかにした。それ以来、後任のCEOにふさわしい人物を探していた同社が見出したのがKovacs氏だった。Lilly氏はKovacs氏のCEO就任後もMozillaの取締役会に留まると見られる。

 Lilly氏は自身のブログでKovacs氏を紹介し、新CEOは「将来のオープンウェブであるモバイルとリッチメディアを決定づけるであろう戦いの場での深い経験を持っている」と述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    急増する工場システムへのサイバー攻撃、現場の課題を解消し実効性あるOTセキュリティを実現するには

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]