トレンド、総合サーバセキュリティ最新版--仮想アプライアンスでウイルス対策

吉澤亨史

2010-10-19 14:25

 トレンドマイクロは10月18日、総合サーバセキュリティソリューションの最新版「Trend Micro Deep Security 7.5」を10月26日から受注すると発表した。

 Trend Micro Deep Securityは、サーバを攻撃から守る「Deep Security エージェント」、仮想サーバ特有の脅威からサーバを守る「Deep Security Virtual Appliance」、管理ツール「Deep Security マネージャ」で構成される。エージェントにより、IDSやIPS、ウェブアプリケーション保護、ファイアウォール、ファイルやレジストリなどの変更監視、セキュリティログ監視の5つの機能が提供される。

 最新版の7.5では、ヴイエムウェアが開発した、カーネルレベルで動作するAPI「VMware vShield Endpoint」に業界で初めて対応し、仮想アプライアンスによるウイルス対策を実現した。VMware vShield Endpointを利用することで、仮想マシン上にウイルス対策のエージェントをインストール、アップデートしなくても、仮想アプライアンス内の検索エンジンやパターンファイルを使って、仮想マシンのウイルス検出と対象ファイルの削除が可能だ。

 仮想アプライアンスでウイルス対策が可能なため、仮想インフラの運用者と仮想マシンの利用者が異なる場合でも、一定のセキュリティレベルを保つことができる。仮想マシンごとに検索エンジンやパターンファイルを管理する必要もないため、管理工数を削減することが可能となる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]