また、サプライチェーン全体を可視化することが、私たちの製品では可能です。一つの複数の物流センターを管理するだけでなく、複数の物流センターを同時に管理できるのです。
リアルタイムに可視化
――リアルタイムな可視化が可能ということですか。
Consengco そうです。多くのシステムでは、複数のシステムに分割されていて統合されていないために、リアルタイム化が阻害されています。私たちの製品は、一つのプラットフォームで同じビジネスオブジェクトを使えるなら、リアルタイムで情報を可視化できます。そのためのダッシュボードも用意しています。
――日本の顧客は、カスタマイズへの要求が強い場合が多いと思います。あなたがたの製品はカスタマイズにはどのように対応しますか。
Consengco 良い質問ですね(笑)。大きな流れでいえば、顧客は以前はカスタマイズされたシステムを指向していましたが、統合基幹業務システム(ERP)パッケージを導入して業務を標準化する方向に変わってきていると思います。
ERP導入時に大幅カスタマイズをしたが、その後でアップグレードのコストが大きくなり困っている顧客もいます。サービス指向アーキテクチャ(SOA)が出てきたのも、そうした背景があったからです。私たちの製品は、考え方としてはカスタマイズはしない立場に立っています。カスタマイズを必要とする顧客には、SOAによる解決を提案しています。