いいじゃんネットは12月2日、法人向けモバイルソリューション「CACHATTO」のオプションとして、「CACHATTO SecureSandbox」をリリースした。
CACHATTOは、端末にデータを残すことなく社内システムを利用できるモバイルセキュリティソリューション。携帯電話、iPhone、iPad、GALAXY SをはじめとするAndroid端末、Windows Phone、PCなどのモバイル端末から、社内メールやグループウェアをセキュアに利用できるとする。Lotus Notes/Domino、Microsoft Exchange Server、サイボウズ Office、desknet'sなどの主要グループウェアと連携が可能。さらに、サポート窓口や24時間365日の監視サービスも備える。
CACHATTOではこれまで、Microsoft Office Word、Excel、PowerPointなどの文書ファイルについて閲覧が可能だったが、新オプションであるCACHATTO SecureSandboxを利用することにより、PCにデータを残すことなく編集が可能になる。アプリケーションのユーザーへの提供はUSBメモリで行われる。ユーザーは社外PCにUSBメモリを接続し、アプリケーションを起動してCACHATTOを利用する。アプリケーション上でダウンロードされた社内データは、編集作業後、メールに添付して送信したり、社内ポータルサイトにアップロードしたりできるようになるという。
セキュリティは、アプリケーション内でのプリンターなどの外部機器の使用、プリントスクリーン機能の使用、他のインターネットブラウザの使用を禁止しているほか、CACHATTOアクセスポイント以外へのネットアクセスを禁止することで確保する。これにより、情報漏えいのリスクを軽減しつつ、どのような社外PCもシンクライアントとして利用できるようになり、利便性が向上しているという。
CACHATTO SecureSandboxは、10ユーザー単位の年間購入となる。提供価格は、初年度が1ユーザーあたり1万2000円。次年度以降は、1ユーザーあたり4000円。