NTTデータは1月4日、2010年10月に発表していた米ITサービス企業、Keane International(Keane)の買収による完全子会社化を完了したと発表した。
NTTデータは今回の買収にあたり、子会社として米国にKnight Subsidiaryを設立。同社とKeane Internationalを合併したうえで、Keane Internationalを存続会社とする形で子会社化を進めていた。米国時間2010年12月30日に、関係当局に対して実施していた申請が承認されたという。
Keaneは、米国において政府をはじめ、大手保険会社、投資銀行などの金融機関、グローバル製造業、大手製薬会社、医療保険会社などを主な顧客とし、欧州、アジア太平洋地域(APAC)などにおいても公共と民間の両分野にITサービスを提供している。さらに、インドやカナダにグローバル開発拠点を有し、アプリケーション開発や保守、SAPおよびオラクルなどのパッケージ関連サービス、インフラ管理サービス、BPOサービスをグローバルに展開している。
Keane子会社化の完了に伴い、これまで強化してきたグローバルなSAPサポートの提供能力に加え、米国において包括的なITサービスを提供することができるようになるとしている。