石川県金沢市に本店を置く北國銀行は、次期国際勘定系システムとして日本ユニシスの「OpenE' ARK」の採用を決定した。
OpenE' ARKは、マイクロソフト製品である「Windows Server」「SQL Server」、そして日本ユニシスが持つ汎用機のオンラインミドルウェアに関するノウハウをオープン系のシステムで提供する「MIDMOST」を基盤とした国際勘定系システム。
一般外為取引、外国証券、デリバティブを含む外貨建て取引のすべての処理を行う高い専門性と総合性を備え、営業店、本部、SWIFT(国際金融取引決済データ通信システム)間での自動処理化と、高い操作支援機能により、「経験の量に左右されず誰でも容易かつ正確な外為事務ができる」事務基盤を提供するという。
OpenE' ARKの採用決定にあたっては、北國銀行が個人の顧客に提供しているインターネットサービス「北國 ダイレクトバンキングHappy!ライン」との連携が可能で、顧客の利便性が向上すること、外国為替の事務プロセス合理化により事務コストの大幅な軽減が見込めること、操作画面がブラウザ化されていることにより、既存のPCを継続利用できることなどが評価されたとしている。
なお、日本ユニシスによれば、地方銀行におけるOpenE' ARKの採用ユーザーは8行目になるという。