メールの誤送信の経験者は8割、そのうちの7割以上が送信後10分以内に誤送信に気付いている――。日本プルーフポイントが6月21日に発表した調査結果からこうした実態が明らかになっている。
メール誤送信経験者の11%は、関係者から指摘されることで誤送信に気付いていることも明らかになっている。誤送信対策製品を導入済みの企業は6%だが、検討中としている企業は7割に達しているという。有効な誤送信対策としては、54%が送信後の撤回機能、27%がメールの暗号化を挙げている。
メールの誤送信は機密情報やメールアドレスの漏えいにつながる、セキュリティリスクの高い問題だが、実際に対策しているのは6%と、リスクの大きさに比べて少ないと、日本プルーフポイントは指摘。その背景として、これまでの誤送信対策が送る前のフィルタリングが中心で、送ってしまった後の対策については有効なソリューションがなかったためとしている。
調査は、同社が出展した展示会やセミナーなどの参加者を中心に、2年間行ったもので、累計540人以上の回答を集計したもの。