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国内RDBMS市場:2011年は震災で前年比8.5%縮小--投資控えの2009年を上回る

富永恭子 (ロビンソン)

2011-07-05 16:55

 IDC Japanは7月5日、国内リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)市場予測を発表した。同市場の2011年の市場規模は1466億1900万円となり、前年比8.5%減少する見込み(図参照)。2010~2015年の年平均成長率(CAGR)は1.6%で、2015年の市場規模は1709億5400万円と予測している。

 ここ数年を見ると、2009年の国内RDBMS市場規模は、世界的な景気後退の影響を大きく受ける中で、公共案件が市場を牽引したが、金融を除く他産業全般で、RDBMSへの投資がマイナスへと転じたため、前年比2.5%減の1503億8344万円だった。

 2010年は、2009年に比べ公共案件が一段落した一方で、製造やサービスの業種が2009年の投資控えの反動もあり市場を牽引し、市場規模は前年比5.1%増の1580億5300万円だった。他産業では流通や通信も好調だったが、金融は小幅な成長に落ち着いた。

 そして、2011年は前年比8.5%減で市場規模は1446億1900万円と予測している。東日本大震災による直接的な被災地のダメージと、電力不足、景況悪化といった国内全体に与える影響により、企業の投資優先順位が変化することでプロジェクトの延伸、低価格なRDBMSの採用、RDBMSの統合などのコスト削減努力で2009年時を超える市場縮小になるとみている。

 IDC Japanの赤城知子氏(ソフトウェア&セキュリティ グループマネージャー)は「大震災を契機に、企業のコスト削減志向がさらに高まり、多数のRDBMSを保有する企業では、データベース集約によるライセンス数削減や運用効率改善の勢いが増すとみている。企業にとって重要なデータ資産は、企業の生命線であることから、より安全な場所、信頼性の高いシステムやサービスに移行する動きが強まると考えられる」と説明。その上で「ソフトウェアとハードウェア一体型のワークロード最適化システムなど、多様なソリューションがRDBMSを中心としたベンダー競争力を左右する。今後はベンダー間の合従連衡や企業買収による多角的なポートフォリオの実現の動きが加速する」とコメントしている。

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