
ほとんどのユーザーは1種類のブラウザか、せいぜい数種類のブラウザしか使っておらず、世の中にどれだけ多くのブラウザがあるのかということに気付いていない。しかし、Linuxを使用している幸運なユーザーであれば、代替ブラウザとしてさまざまな選択肢を手にしていることになるのだ。
そこで筆者は、Linux向けの10種類のブラウザを紹介すれば面白い記事になるのではないかと考えた。以下で紹介しているブラウザのなかにはよく似たものも含まれているが、それぞれは何らかの点で異なっており、同じものは1つとしてない。筆者の評価に目を通し、意見を聞かせていただければ幸いである。
Google Chrome
現在のところ、Google Chromeが最速のブラウザであることは間違いない。Google Chromeのライバルでこれに匹敵する速度を達成しているブラウザは1つもない。Linux向けのバージョンとしては、Google ChromeとChromiumという2種類が用意されている。Debianベースのほとんどのディストリビューションでは、Add/Remove Softwareツールからこのブラウザを検索すると、デフォルトでChromiumがインストールされることになる。ChromiumはGoogle Chromeのオープンソース版であり、Google Chromeと同等の仕上がりとなっている。つまり、Chromiumはどの機能をとってみても、プロプライエタリなブラウザに匹敵する出来となっているというわけだ。
提供:Google