ピー・アールは、建設業向けのリアルタイム工数管理システム「匠マネージャー」と介護業務支援システム「ヘルパーマネージャー」の販売を開始した。いずれも数十名から数百名程度の規模を想定したシステムだ。
匠マネージャーは、建設業の管理者が従業員の動きや工数を把握できるリアルタイム工数管理システムだ。携帯電話を使って現場の作業員が作業日報を入力すると、現場・作業班・作業員別などの作業実績工数、さらには各作業員の人件費も自動で集計される。管理者はインターネット経由で作業日報のリアルタイム照会・管理が行えるほか、メール一括配信やウェブ連絡板機能も搭載する。
一方の介護業務支援システムのヘルパーマネージャーは、ヘルパーが携帯電話から入力すると、サービス提供票の実績が自動入力される介護業務支援システムだ。先月分の予定読み込み、日付や曜日の指定によるサービス予定日の一括入力、見やすいスケジュール管理機能などを備えるほか、変更があった場合は利用者宅の訪問1時間前にヘルパーへ自動でメール通知する機能も搭載している。
さらに、家族とのコミュニケーションに役立つ「Web連絡帳」は、携帯電話で撮影した写真や連絡事項を家族が確認したり、逆に家族がコメントを記載したりすることも可能だ。
価格はいずれも初期費用が10万円で、月額費用は1万円。匠マネージャーについては、東日本大震災の復興作業に携わっている企業に対して無料提供されるという。