IntelとMcAfeeは9月13日(米国時間)、新しいセキュリティ技術「McAfee DeepSAFE」を開発した。Intel Developer ForumでIntelの最高経営責任者Paul Otellini氏が発表した。
McAfee DeepSAFEは、OSの下で“より深い”セキュリティフットプリントを利用する、ハードウェア支援型セキュリティ製品の開発を目的にした技術。McAfee DeepSAFEは、2月に完了したIntelとMcAfeeの統合以降、両社の戦略的パートナーシップとして初の成果となる。
McAfee DeepSAFEは、OS下で稼働するハードウェア支援型セキュリティ製品の基盤となり、OS下で発生するシステムイベントの信頼性の高い概観を提示することで、現在では検出不可能な攻撃を検出、削除でき、最新のステルスマルウェアやAdvanced Persistent Threat(APT)攻撃をブロックするという。パフォーマンスへの影響を最小限に抑えたリアルタイムCPUイベント監視、ハードウェアのパワーとソフトウェアの柔軟性を融合した、新しいセキュリティを構築できるとしている。
特定の標的に対して持続的に実行されるAPT攻撃やルートキットなどの多数のステルステクニックを使用した高度なマルウェアなどをプロアクティブに検出し、回避できるという。今後、両社が提供する新ソリューションに搭載される予定。日本市場での展開時期は未定としている。