思い切った変革を求められるCIO--変えるべき15のIT部門の慣習

Jason Hiner (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2011-11-10 07:30

 GartnerのアナリストKen McGee氏は、IT部門と最高情報責任者(CIO)のなすべきことについて、強い意見を持っている。この記事では、同氏の「CIOの新マニフェスト」の原則について紹介する。

 従来のIT部門は大きな変革の時期に入っており、CIOは自らの仕事の方向性、戦略、マネジメントについてゼロから考え直す必要が出てきている。これが、Gartner Symposium 2011で開かれた中で、ほぼ間違いなくもっとも過激で、もっとも率直なセッションで伝えられた、GartnerのアナリストKen McGee氏からのメッセージだ。

 McGee氏は参加しているCIOに対して、今が思い切った行動を取るべき時で、これまでIT戦略の柱であったことの多くを捨てる必要があり、それもなるべく早く行わなくてはならないと話した。同氏は、もし企業で価値を創造するためにITを利用すると同時に、自らの仕事を価値ある経験にしたいのであれば、「創造的破壊」を行う必要があると述べた。

 これは、新しいものを作りだし、その過程で古いものを破壊してしまうことを気にしないということだ。この考え方によれば、これは変革が元々持つ性質だ。McGee氏は、この変革を行う際、CIOは「CIOの新マニフェスト」に従うべきであると述べ、この新マニフェストの4つの原則を説明した。この原則については、以下でリストアップする。

 McGee氏はさらに、ITリーダーができるだけ早く捨てるべき16のIT部門のベストプラクティスを挙げた。以下には15項目からなるリストを挙げるが、これはMcGee氏は4番目の項目を2つに分けて説明しているためだ(ビジネスアプリケーションとインフラ)。わたしはこれを1つの項目にまとめた。

CIOの新マニフェスト

  1. 情報の重要性は、情報技術の重要性に勝るとも劣らない。
  2. CIOの年間プロジェクト経費の50%以上は、企業の財務状況を大きく改善するために費やされなくてはならない。
  3. 企業の全情報およびIT経費の50%以上は、経費関連のビジネスプロセスではなく、収益を生み出すビジネスプロセスに費やされなくてはならない。
  4. CIOの報酬のインセンティブ部分は、CIOとその部下の働きによって得られた収益から賄われなくてはならない。

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