日本オラクルは4月4日、クライアント向けJava環境基盤の最新版「Java SE 7」に対応した開発者向けの新資格体系を発表した。前版の「Java SE 6」では1段階だった資格を3段階に分けている。
新しい資格体系は(1)Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 7(2)Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 7(3)Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 7――の3つになる。
(1)のBronzeは言語未経験者でJavaプログラミングの基礎知識を持つ開発者向け、(2)のSilverはJavaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識があり、上級者の指導のもとで開発作業を行える開発者向け、(3)のGoldはJavaアプリケーション開発に必要とされる汎用的なプログラミング知識があり、開発作業を行える開発者向けとなっている。
日本オラクルでは、新しい資格体系に向けた資格試験を本格的に提供する前にBronze SE 7のベータ試験を4月18日~6月30日まで提供する。このベータ試験は、資格レベルを把握するために実施するもの。合否判定は試験の正式提供開始後となるが、1試験あたり5400円で受験できる。合格時には、正規試験の合格者と同等と認定される。
Java SE 6から5年ぶりのアップデートとなるJava SE 7は2011年7月にリリース。開発生産性が向上するとともに多数のライブラリが更新されているという。言語仕様での大きな変更がないことから、開発者はJava SE 5とJava SE 6で培ったスキルを継続して利用できるとしている。