ミラポイントジャパンはメールサーバアプライアンス「Mirapoint Message Server」に搭載するウェブメール機能「Mirapoint WebMail」をスマートフォンに対応させる。10月31日から提供する。
新しいMirapoint WebMailは、iPhoneとAndroidスマートフォンに対応する。エンドユーザーはスマートフォン搭載の標準ブラウザからアクセスして、パスワードで保護された専用のウェブユーザーインターフェースでメールを利用できる。
導入は、Mirapoint WebMail Smartphone Editionのライセンス購入が必要。Mirapoint Message Serverの管理画面からアップデートを追加して利用できる。
スマートフォンの普及で企業内部でもスマートフォン活用が広がっており、スマートフォン利用のポリシー策定が始まりつつある。海外では、スマートフォンから企業のメールサーバにアクセスする場合は、IMAP接続が一般的となっている。
だが日本国内では、サーバにメールデータを残すIMAP接続でも、端末にデータが残ることから、スマートフォンではIMAP接続を禁止する企業も少なくないという。スマートフォンはサイズが小さく、紛失や盗難の可能性が高いためだ。
今回のMirapoint WebMailのスマートフォン対応は、こうした日本国内のニーズに応えるものであり、在宅勤務など働く場所に依存しないコミュニケーション基盤を確立できるという。加えて事業継続性の観点からも有効な解決策と説明している。