ミラポイントジャパンは、同社のメールサーバアプライアンスの新製品として「Mirapoint Message Server 7700」(以下、M7700)を発表した。10月1日の出荷を予定している。
「Mirapoint Message Server」は、メールサーバ運用に必要なコンポーネントが最適化された状態で1台の筐体に統合されたアプライアンス。チューニングを必要とせず、メール専用機としての安定性と運用管理の容易性がTCOの削減を支援するという。メールサーバ専用の独自OSを採用することで、パッチ管理を簡素化できるほか、スナップショットテクノロジーにより、システム稼働中のオンラインバックアップイメージの取得やユーザーレベルでのファイルリカバリが可能としている。
M7700は6コアの「インテル Xeonプロセッサー」を2基搭載することで、大規模企業におけるメール運用の処理能力を向上させるとともに、同シリーズの製品では最大の2.3テラバイトのストレージを内蔵する。1台の2Uラックマウント型サーバ上に数千ユーザー規模の企業におけるギガバイトレベルのメールボックスを構築できるため、ソフトウェアでメールサーバを構築した場合と比較して、サーバラックのスペースや消費電力、冷却に必要なリソースなどを大幅に削減できるという。
M7700のハードウェア価格 (税別)は、1646万500円より。別途ソフトウェアライセンスおよび保守費用が必要となる。