トレンドマイクロ、複数拠点のイントラ環境端末向けウイルス検索ツールを発表

山田竜司 (編集部)

2014-01-28 19:25

 トレンドマイクロは1月27日から、USBに接続して利用するイントラネット環境向けのウイルス検索、駆除ツール「Trend Micro Portable Security 2」(TMPS2)の販売を開始する。新規で1年間利用した際の税別価格は1本2万8800円。1年ごとに契約の更新が必要で、更新料は税別価格1本2万2800円。

 Trend Micro Portable Securityは、インターネット接続されていないイントラネット環境で使用する端末に接続し、ウイルスを検索、駆除できるセキュリティツール。TMPS2は集中管理機能を搭載しており、遠隔地にある支店や生産の保守拠点などにあるPCなどの端末に対して、最新のパターンファイルによるウイルス検索をして、その検索ログを本社などの管理者が集約して管理できる。


 トレンドマイクロは、日本国内や海外の各拠点での検索ツールの検索ログを一元的に把握できることを強調。また工事現場などでの利用を想定し、検索ツールにLEDを搭載した。検索ステータスや結果の通知が可能になるとしている。


 同社は、製造業での生産設備などイントラネット環境の専用端末でも、USBメモリやPCを持ち込んで業務を遂行する際にウイルスに感染するリスクが高まっていると指摘。複数拠点を持つ企業では、すべての拠点にセキュリティ担当者がいない場合もあり、セキュリティリスクを把握することが課題になっていると説明した。 同社は、Trend Micro Portable Securityの今後3年間の売り上げ目標を10億円とした。

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