Hewlett-Packard(HP)は、PC事業が企業の需要を受けて売り上げを伸ばす中で、売上高と利益がともに予想を上回る2014会計年度第1四半期(米国時間1月31日締め)の決算を発表した。
HPが報告した第1四半期の売上高は前年同期比1%減の282億ドル、利益は14億ドル(1株あたり74セント)だった。為替相場の変動による影響を除けば、売上高はわずかに増加した。第1四半期における非GAAPベースの利益は1株あたり90セントだった。
ウォール街のアナリストは、第1四半期の売上高を272億ドル、1株あたりの利益を84セントと予想していた。
今後について、HPは第2四半期における非GAAPベースの利益が1株あたり85~89セントになるとの見通しを示した。ウォール街のアナリストは第2四半期の利益を1株あたり89セントと予想していた。2014年通期では、ウォール街が1株あたりの利益を3.67ドルと予想しているのに対し、HPは非GAAPベースの利益で1株あたり3.60~3.75ドルと見込んでいる。
HPの最高経営責任者(CEO)であるMeg Whitman氏は、ライバル企業各社が「新たな課題に直面している」中でHPの再編はほぼ完了したと述べた。LenovoがIBMのx86サーバ事業買収によって統合上の課題を抱えることになる点などを指摘したいようだ。
HPにとって最大の驚きだったのはPC事業だ。Personal Systems部門の売上高は第1四半期に前年同期比で4%増加し、商用PCの売上高は同8%増加した。一般消費者向けPCの売上高は前年同期比で3%減少した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。