先週は、クラウド業界における相次ぐ値下げの話題でもちきりだったことだろう。
米国時間3月25日にはその先頭に立っていたGoogleは今週に入って、プラットフォームスタックを支える仕組みにスポットライトを移そうとしている。
2014年3月にシリコンバレーで開催されたOpen Networking Summitで初めて発表された新サービス「Andromeda」は、「Compute Engine」ユーザー向けにより高速で高性能な接続を提供することを目的としたネットワーク仮想化スタックだ。
「Google Cloud Platform」チームの著名なエンジニアであるAmin Vahdat氏は米国時間4月2日Andromedaにおけるソフトウェア定義ネットワークのアプローチが実際には「Cloud Platformネットワーキング製品と違う」わけではないとブログ投稿で説明した。
むしろ、Vahdat氏は、それがGoogleによるネットワーク仮想化アーキテクチャを見直したものであると続けた。以下は、その抜粋だ。
Andromedaの目的は、基盤となるネットワーク本来の性能をエクスポーズながら、同時にネットワーク機能仮想化(NFV)もエクスポーズすることだ。われわれはGoogle内部のサービスを拡張可能にしているのと同じネットワーク内処理をエクスポーズすると同時に、拡張性を維持しながらエンドユーザーから隔離した状態にする。こうした機能には、分散型サービス拒否(DDoS)からの保護、トランスペアレントなサービス負荷バランシング、アクセス制御リスト、ファイアウォールなどがある。われわれは性能を向上させながらこれらのすべてを実現し、今後も改良を続けていく。
Andromedaは、少なくとも「us-central1-b」と「europe-west1-a」の2つの「Google Compute Engine」ゾーンに展開される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。