IBM、SoftLayerベアメタルサーバの時間貸しを可能に

Nick Heath (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2014-08-27 12:39

 IBMは米国時間8月26日、SoftLayerのベアメタルサーバが時間貸しで利用可能になったと発表した。

 SoftLayerは、ベアメタルサーバや仮想化されたプラットフォームを利用できるIaaSを提供するIBM傘下の企業。ベアメタルサーバはこれまで月単位で利用できたが、短期利用を望む企業の要望には応えることになった。

 SoftLayerのベアメタルサーバはシングルテナント方式で提供される。ハイパーバイザーの介入によるオーバーヘッドがなく、サーバを物理占有できるため、マルチテナント環境のVMに比べて安定した処理能力に期待できる。もっとも手頃なオプションでは、Intelの3.4GHz「Xeon E3-1270」プロセッサ、8GバイトのRAM、2テラバイトのHDDストレージを搭載するサーバを、1時間当たり0.46ドルから利用できる。

 IBMは、データセンターのグローバルネットワークにそれぞれ100億ドル以上の投資を行ってきたとされるAmazon、Google、Microsoftのクラウドサービスの規模に対抗すべく、SoftLayerのサービスインフラの拡充に投資を行ってきた。IBMは2014年は12億ドルを投じて15のデータセンターを新設し、SoftLayerの現在のサーバ設置面積を2倍以上に拡張する計画である。その6番目となるデータセンターが、オーストラリアのメルボルンに同日開設された。

 SoftLayerのレンタルサーバの基本構成は4種類あり、OSはCentOS、Red Hat、FreeBSD、Ubuntuを使用している。

コア数動作周波数RAM時間当たりの利用料
Intel 127043.4GHz8GB2x1TB SATA$0.46
Intel 127043.4GHz32GB2x400GB SATA$1.09
Intel 2620122.0GHz32GB4x1TB SATA$1.24
Intel 2620162.0GHz64GB4x1TB SATA$1.32

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]