IBMは米国時間8月26日、SoftLayerのベアメタルサーバが時間貸しで利用可能になったと発表した。
SoftLayerは、ベアメタルサーバや仮想化されたプラットフォームを利用できるIaaSを提供するIBM傘下の企業。ベアメタルサーバはこれまで月単位で利用できたが、短期利用を望む企業の要望には応えることになった。
SoftLayerのベアメタルサーバはシングルテナント方式で提供される。ハイパーバイザーの介入によるオーバーヘッドがなく、サーバを物理占有できるため、マルチテナント環境のVMに比べて安定した処理能力に期待できる。もっとも手頃なオプションでは、Intelの3.4GHz「Xeon E3-1270」プロセッサ、8GバイトのRAM、2テラバイトのHDDストレージを搭載するサーバを、1時間当たり0.46ドルから利用できる。
IBMは、データセンターのグローバルネットワークにそれぞれ100億ドル以上の投資を行ってきたとされるAmazon、Google、Microsoftのクラウドサービスの規模に対抗すべく、SoftLayerのサービスインフラの拡充に投資を行ってきた。IBMは2014年は12億ドルを投じて15のデータセンターを新設し、SoftLayerの現在のサーバ設置面積を2倍以上に拡張する計画である。その6番目となるデータセンターが、オーストラリアのメルボルンに同日開設された。
SoftLayerのレンタルサーバの基本構成は4種類あり、OSはCentOS、Red Hat、FreeBSD、Ubuntuを使用している。
コア数 | 動作周波数 | RAM | 時間当たりの利用料 | ||
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Intel 1270 | 4 | 3.4GHz | 8GB | 2x1TB SATA | $0.46 |
Intel 1270 | 4 | 3.4GHz | 32GB | 2x400GB SATA | $1.09 |
Intel 2620 | 12 | 2.0GHz | 32GB | 4x1TB SATA | $1.24 |
Intel 2620 | 16 | 2.0GHz | 64GB | 4x1TB SATA | $1.32 |
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。