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記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」

海の家を自ら運営してWindowsタブレット導入ノウハウをためる--セカンドファクトリーの取り組み

岡田靖

2014-09-22 07:00

 江ノ島を望む、神奈川県片瀬海岸東浜の海の家「極鶏.Bar Shonan Beach Store」。店名に示す通り、イチオシは鶏の唐揚げ。カレーライスやラーメンも人気メニュー。そのカウンターをのぞくと、タブレット端末が並んでおり、レジとして使われている。この店、実はIT企業が経営する海の家だ。

IT企業が経営する海の家

 海の家を手掛けているのは、コンサルティングからシステム開発、クラウドサービスなどの事業を展開するセカンドファクトリーだ。2013年に初めて手掛け、今シーズンもまた店を開けた。しかも、その店員は、一部にアルバイトもいるが、主に同社の社員が交代で取り組んでいる。

 同社では、POSシステムや飲食店向けクラウドサービスを手掛けており、飲食店の顧客も多い。その業務や店舗経営経営を実際に体験することで、本業にもプラスになるとの考えがある。

江ノ島を望む片瀬海岸東浜の海の家「極鶏.Bar Shonan Beach Store」
江ノ島を望む片瀬海岸東浜の海の家「極鶏.Bar Shonan Beach Store」

 代表取締役の大関興治氏はこう話す。

 「飲食店のITコンサルティングを手がける時、実際に飲食店を経営しているわけでもないわれわれが、本当に役立つコンサルティングサービスを提供できているのか、提供するソリューションが実際に役立っているか――。自ら店舗経営を実践することで、自分たちで知ろうと考えたのが、飲食店経営に乗り出したきっかけです。コンサルタントやエンジニアだけでなく、経理などバックオフィスの社員も店員として働いており、さまざまな部署の人が参加することで、いろいろと面白い効果が出てきていると感じます」

 レジカウンタに並ぶタブレット端末は、まさにその実践のためのものでもある。同社のPOSソリューションとオーダーシステムの端末として使われている。

 ちなみに、セカンドファクトリーの飲食店向けオーダーシステム「QOOpa」は、クラウドサービスとして提供されている。スマートフォンやタブレット端末、PCのブラウザから利用できる。

 利用客が自分自身のスマートデバイスからセルフオーダーする「QOOpa Social」、スマートデバイスをハンディターミナルやテーブル設置型端末として利用する「QOOpa Store」、PCをPOSレジに利用するPOS連携モデル「QOOpa Cockpit」の各サービスがあり、3種類全てに対応するオールインワン「QOOpa Suites」も選択可能。

 極鶏.Barでは主にPOSレジとして使っており、また来店客のセルフオーダーにも対応している。浜辺にいる客からセルフオーダーを受けて届けることも可能とのこと。

主にPOSレジとして使っている
主にPOSレジとして使っている

 「QOOpaはクラウドサービスなので、店内で複数の端末を使っていたり、複数店舗を展開していても、リアルタイムに情報を連携し合うことができます。また、オーダー情報や他のさまざまな情報を組み合わせて分析する機能もあり、仕入れや仕込みなどに役立ちます。この海の家では、気象データとマッチングさせて来客の動向を分析しています。例えば、午前中の来客状況は、実際の天候より前日の予報に依存する度合いが高いことなどが分かってきました。来年は『提案型の海の家』に挑戦しようと考えています。これまで2年分の情報が蓄積されており、より積極的にビッグデータとして活用していく方針です」(大関氏)

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