- Japan Edition
- ZDNet is available in the following editions:
- Austrailia
- Asia
- China
- France
- Germany
- United Kingdom
- USA
- Blog
- ホワイトペーパー
- 企業情報センター
- アメリカ発
- builder by ZDNet Japan
- CNET Japan
- TechRepublic Japan
クロスプラットフォーム戦略の推進を続けるMicrosoftが、サンフランシスコを拠点に電子メールアプリを開発するAcompliを買収した。Microsoft幹部らは米国時間12月1日付けのブログの投稿で、Acompliの買収金額については公表していない。
Microsoftのコーポレートバイスプレジデントで「Office 365」と「Outlook」を統括するRajesh Jha氏は、同ブログの投稿で、「電子メールメッセージの半数以上が最初に携帯端末上で読まれる時代において、ユーザーがどこに行っても電子メールを素晴らしい環境で利用できるようにすることは不可欠である」と述べた。
ZimbraとVMwareの元幹部らが率いるAcompliは、2014年4月に同社電子メールアプリの「iOS」版をリリースし、続いて9月には「Android」版をリリースした。モバイルアプリケーションの「Acompli」は、カレンダーや「Microsoft Exchange」が統合されているほか、興味深い点として「Gmail」が統合されている。
MicrosoftがAcompliをどのように活用する予定であるのか、現時点では何とも言えないところだ。
Microsoftの幹部らは、Exchangeが統合されたOutlookをiOSとAndroidのユーザーが利用するための唯一かつ主要な手段は「Outlook Web App」だと主張していた。少なくともこれまで、Outlook Web Appは、モバイル版Outlookに対する取り組みでMicrosoftが力を入れている部分であるように見受けられた。
しかし、多くのiOSとAndroidのユーザーは、Outlook Web Appを素晴らしい製品だとは考えていない。そのためMicrosoftは、モバイル版Outlookの戦略を再考し、Acompliの技術に基づく何らかのネイティブのモバイルメールアプリを、同社がエンタープライズメール分野向けに提供する新しいクロスプラットフォーム製品とすることを計画しているのかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)
ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。