IBMは米国時間1月20日、同社の2014年第4四半期決算(12月31日締め)を発表した。また、同社は2015年の見通しを下方修正した。
IBMの第4四半期決算は、利益が55億ドル(1株当たり利益は5.54ドル)、売上高が前年同期比12%減の241億ドルだった。IBMは、売上高の減少について、事業売却や為替変動が理由の一部としてあると説明した。これらの問題を除いた場合、売上高は前年同期比2%減となる。非GAAPベースの1株当たり利益は5.81ドルだった。2014年通年では、利益が158億ドル(1株当たり利益は15.59ドル)、売上高が928億ドルだった。
ウォール街はIBMの第4四半期決算について、諸経費を除いた1株当たり利益が5.41ドル、売上高が247億7000万ドルと予想していた。
IBMは2015年の見通しについて、フラットなフリーキャッシュフローで、営業利益が1株当たり15.75ドル〜16.50ドルになると予想していると述べた。さらに、「より長期的な軌道と一致しない力学がいくらか働いている」と話した。アナリストはIBMの2015年の見通しについて、諸経費を除いた1株当たり利益が16.53ドルになると予想した。
IBMは第4四半期決算発表により、さまざまな試練があった2014年を終了した。2014年には、Watson事業部の創設や、コモディティサーバ事業のLenovoへの売却、エンタープライズ分野でのAppleとの提携、クラウドサービスの拡張などがあった。IBMの利益と売上高は主に継続事業からもたらされた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。