Edgeブラウザ、「asm.js」サポート追加でIE11の最大3倍高速に

Chris Duckett (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-05-11 12:06

 Microsoftは、Mozillaの「asm.js」最適化を「Chakra」JavaScriptエンジンに統合した成果を披露し、Chakraが予備ベンチマークで「Internet Explorer 11」(IE11)の最大3倍の速度を記録したことを明かした。

 Chakra担当シニア・ソフトウェア・エンジニアリング・マネージャーのAbhijith Chatra氏とChakra担当プリンシパルPMマネージャーのGaurav Seth氏はブログ投稿で、「予備段階のasm.jsサポートの追加により、Chakraと『Microsoft Edge』は『Unity Benchmark』で3倍以上の速度を記録した。ベンチマーキングスイートのGoogleの『Octane』やAppleの『Jet Stream』で採用されている『zlib』などの個々のテストでも、約2倍の速度を記録した」と述べた。

 asm.jsが実現するパフォーマンス向上は、Microsoftの「Windows 10」向けEdgeブラウザで利用可能だ。Seth氏とChatra氏によると、HTML/CSS/JSを使って記述された「Windows Store」アプリや、Windows 10の「EdgeHTML」レンダリングエンジンをターゲットとする「Web Views」もパフォーマンス向上の恩恵を得られるという。

 「Windows 10 Technical Preview」のユーザーは、Edgeの「about:flags」ページ経由でasm.jsを使用することができる。


提供:Microsoft

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]