富士通研など、災害時の復旧作業計画を高速立案するアルゴリズムを開発

羽野三千世 (編集部) 2015年07月13日 10時26分

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 富士通研究所と九州大学は7月10日、災害時にライフラインや交通網の復旧作業スケジュールを高速に立案する数理最適化アルゴリズムを開発したと発表した。同アルゴリズムを復旧箇所506地点のケースに適用したところ、復旧作業スケジュールの計算が3分で完了したとする。2017年度の実用化を目指す。

 災害時のライフラインなどの復旧では、短時間で変化する災害状況と、個々の作業員の労働時間やスキル、共同作業での相互依存関係を考慮した作業スケジューリングが求められる。今回、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所と富士通研究所は、作業スケジュールの膨大な組み合せの中から、作業の優先順序、合流作業、労働時間規約などの複雑な制約条件を満たす最適な作業スケジュールを立案可能なアルゴリズムを開発した。

 同アルゴリズムを用いて、富士通のPCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY CX400」で並列計算を実行したところ、復旧箇所506地点、作業班64チームの制約条件を満たす最適な復旧作業スケジュールの計算が3分で完了した。

 今回開発したアルゴリズムは、流通業での配送スケジューリングや人員配置の最適化への応用も期待される。

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