「Windows 10 Home」、システム更新はユーザーへの通知なしに自動で実行

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 緒方亮 吉武稔夫 (ガリレオ)

2015-07-21 11:34

 「Windows 10 Home」を使うにはMicrosoftの示す使用許諾条件に同意する必要があるが、そこには、システム更新が自動的にインストールされることに同意するものとする、とある。

 ライセンス使用許諾契約の条件を承諾すると、これに同意することになるのだが、みなさんは、エンドユーザーライセンス契約をしっかり読んでいるだろうか?

 「更新。本ソフトウェアはシステムとアプリの更新を定期的に確認し、これをダウンロードしてインストールする。ユーザーが更新を入手できるのはMicrosoftまたは認可された発行元からのみであり、この更新を提供するため、Microsoftがユーザーのシステムを更新することが必要になる場合がある。本契約を承諾することにより、ユーザーはこのような自動更新を追加の通知なく受け取ることに同意するものとする

 実際問題として、この件に関してユーザーが自分で決められるのは、システム再起動のタイミングだけだ。自動的に再起動するか、都合がいいときに再起動するかを選択できる。

 「Windows 10 Pro」のユーザーは、もう少し自分でシステムを制御でき、機能更新を遅らせることができるWindows 10のCurrent branch for Business(CBB)に切り替えることができる。ただし、遅らせすぎると、セキュリティ更新もブロックされてしまう。

 Windows 10の更新を完全に制御できるのは、「Windows 10 Enterprise」のLong Term Servicing branch(LTS)を選択したユーザーのみだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]