知っておきたいビジネスインテリジェンス/アナリティクス用語21選

Mary Shacklett (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2015-08-20 06:30

 ビジネスインテリジェンス(BI)とデータアナリティクスは、技術に関する意思決定を行う人が、経営の状況や目標を達成できているかどうかを理解するのに役立つ情報を提供する。しかし、BIやアナリティクスの概念や、実際にどのように機能するかを理解できていないビジネスユーザーも多い。この記事では、BIやデータアナリストが知っているべき21の用語を紹介する。

提供:iStock
提供:iStock

アドホッククエリ

 BIソフトウェアやアナリティクスソフトウェアから、ビジネス上の特定の疑問に対する回答を得るための、1回限りのレポートを作成できるクエリ。

匿名化

 データベース中の人物と、その人物のレコードとのつながりを切断し、そのレコードが誰のものかを特定できないようにして、プライバシーと機密性を維持すること。

行動分析

 人間の行動に関するデータを用いて、人間の意図を理解し、未来のアクションを予想すること。

バランストスコアカード

 組織の業績を、複数の観点(売上実績、在庫水準など)から捉えて簡潔にまとめる業績管理ツール。

コンテキスト(文脈)データ

 ビジネス上の価値を高めるため、ビッグデータの個々の要素に文脈情報を付与するビッグデータの構造(たとえば、名前と住所だけの顧客レコードに追加される、最近のウェブ上での行動データから収集された、顧客の購買選好が分かるデータなど)。これにより、顧客と顧客のライフスタイルについてより深く理解できる。

データベース

 アプリケーションやアナリティクスソフトウェアによって素早く検索や取り出しができるように整えられたデータの集合。

データブローカー

 消費者の個人情報を収集し、ほかの組織にその情報を販売する企業。

データマート

 企業の特定のサブジェクト領域(たとえば売上、財務、マーケティングなど)に関する情報に焦点を当てた、小さなデータレポジトリ。

データモデル

 データモデルとは、エンドビジネスユーザーとITデータベースアナリストによる共同の取り組みの結果得られるものだ。最初のステップでは、企業のさまざまな部門が互いにやりとりするために企業が必要とするデータと、そのデータをもっとも有効に利用できるような順序と構造を平易な言葉で定義する。第2のステップでは、データアナリストやその他のITスタッフが、このデータを使用するアプリケーションおよびアナリティクスレポートが開発できるような計画、データベース、データストレージおよびセキュリティ計画を技術的に立案する。企業のデータモデルはこれらのプロセスで作られる。

データポイント

 グラフや表の個々のデータの項目。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ChatGPTに関連する詐欺が大幅に増加、パロアルトの調査結果に見るマルウェアの現状

  2. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  3. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  4. セキュリティ

    いま製造業がランサムウェアに狙われている!その被害の実態と実施すべき対策について知る

  5. セキュリティ

    セキュリティリーダー向けガイド--なぜ今XDRとSIEMの違いを理解することが重要なのか

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]