2015年には統合された「Skype」の「Windows」クライアントを3つの個別のアプリによって置き換え、WindowsでSkypeを使用する多数のユーザーを戸惑わせたMicrosoftだったが、今回再びSkypeの統合化を図るという。
Microsoftは米国時間3月24日、Skype関連の最新変更計画を発表した。同社関係者らによると、顧客のフィードバックに基づく決断だという。
Microsoftは現在、統合された「Skype Universal Windows Platform」(UWP)アプリの1つのバージョンを、Windows Insider参加者に対するプレビュー版の形で近いうちにリリースする計画であると、同社関係者らは述べた。このアプリは、最終的には現行の統合されたWin32版Skypeデスクトップアプリケーションに置き換わる予定だ(Microsoft関係者らは、Win32アプリを廃止する時期を明らかにしていないが、UWPアプリが正式に確定した後には段階的に廃止する予定だと述べている)。
Microsoftは、いずれかの時点でWindows 10 Mobileユーザーも新しい統合Skype UWPアプリを実行できるようにする計画である。同社関係者らはまだ、その時期を明らかにしていない。
Microsoft幹部らは24日、「Skype for Windows 10」のこの新しいUWP版の機能に関する情報も公開した。バージョン1の機能として、以下のものなどが挙げられている。
- 重複するメニューがなくなったことによる、ルックアンドフィールの簡素化
- グローバルメニューを新しい単一の設定メニューに統合
- MicrosoftアカウントにサインインしてSkypeIDをリンク可能に
- 1対1の通話とメッセージの送信
- 写真の送信
- 受信通話とメッセージの通知をアプリ外部で表示
- 既存のグループチャットへの参加
「今後数回のリリース」で提供される予定の機能は以下のとおり。
- 相手がSkypeを使用しているかどうかにかかわらず、チャットを開始可能に
- グループの作成と、グループメッセージの送信
- グループでの音声およびビデオ通話
- 画面、ファイル、ビデオメッセージの共有

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。