Salesforceのデータベースに不具合が起き、米国の一部顧客が同社サービスにアクセスできない状況が続いた。
SalesforceのSystem Statusページによると、不具合が起きたのは、「NA14」インスタンス。米国で提供される45のデータベースインスタンスのうちの1つに起きた問題なので、影響を受けた顧客は全体の一部のはずだが、不具合は協定世界時(UTC)の5月10日13時31分から11日の9時30分まで続き、Twitterに不満を書き込む者も現れた。最高経営責任者(CEO)であるMarc Benioff氏もツイートで謝罪した。
最高経営責任者(CEO)であるMarc Benioff氏がツイートで謝罪した。
SaaSを提供するSalesforceでは、顧客のシステムをグループ化し、いずれかのインスタンスに割り当てている。インスタンスは、それぞれのグループ向けのデータセンターやデータべースなどで構成される。
同社によると、問題は「NA14インスタンスのデータベースに不具合があり、同データベース上でデータ完全性が保てなかった」ために起きたという。
システムは復旧したが、SalesforceはUTCの5月10日9時53分から14時53分までの間に書き込まれたデータは復旧できないことを明らかにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。