市場調査会社IDCによると、PC市場は2018年まで安定化しないことが予想されるという。
それほど驚く予測ではないが、IDCは米国時間6月9日に発表した報告書で、2016年の世界PC出荷台数は前年比7.3%減となる見通しだと述べた。この見通しはIDCのこれまでの予測を2ポイント下回っている。
2017年に向けてPC出荷台数は小幅ながら減少が続き、2018年には安定化するという。IDCはこうした低迷の理由として、為替変動、商品価格、アップグレードの遅れなどを挙げている。
IDCは当初、スマートフォンやタブレット市場の成長が鈍化することでPC市場が押し上げられるとみていたが、こうした予測は外れたと述べた。
その一方で、2-in-1端末(ハイブリッド端末)がPC市場を侵食しているという。これらをPCと同列に扱うとすれば、2016年のPC出荷台数は2%の減少になる。1つの疑問として、こうした取り外し可能なタブレットをPCとみなすべきかどうかは、検討に値するだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。