Facebookの人工知能研究チーム、チャットボット構築用ライブラリをオープンソース化

Stephanie Condon (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-08-19 10:47

 Facebook AI Research(FAIR)は米国時間8月18日、テキストの表現や分類を行うコードのライブラリ「fastText」をオープンソース化したと発表した。また、fastText関連の研究結果も公開した。

 Facebookの「Messenger」サービス上ではチャットボットが急速に増えているものの、その質自体は理想にはほど遠いというのが現状だ。そのようななか、同社の今回の動きはより優れたボットの構築に役立つはずだ。同社は7月後半、Messenger上で1万8000以上のボットが稼働していると述べていた。

 FAIRによると、テキストの分類に特化しているfastTextは、深層学習による分類と比べると正確さは同程度であり、訓練と評価では「数桁レベル」で高速に動作するという。発表には「10億以上の単語の訓練が、標準的なマルチコアCPUを用いて10分未満で完了した」と記されている。また、30万以上のカテゴリにおよぶ50万の文章を5分もかからずに分類することもできるという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]