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Facebook、データ圧縮アルゴリズム「Zstandard」をオープンソース化

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2016-09-01 11:58

 Facebookが「Zstandard」と呼ばれる新しい圧縮アルゴリズムをオープンソース化する。Zstandardの狙いは、Zipファイル形式でよく使われるアルゴリズムに取って代わることだ。

 Zipファイル形式で最もよく使われるこのアルゴリズムは、「Deflate」と呼ばれる。Facebookは「@Scale」カンファレンスで、データ圧縮に対する最新の取り組みを説明し、Zstandardは一般的なデータ圧縮の効率を5~10%向上させ、データ処理を2~3倍高速化すると述べた。

 Zstandardは注目すべき技術だが、Deflateに取って代わるのは難しいかもしれない。Zipやgzip、zlibなどのフォーマットも約20年前から存在している、とFacebookもブログ投稿で指摘している。それらの圧縮ツールはほぼすべてのコンピューティング端末に組み込まれている。

 Facebookは次のように述べた。

 今日、最も使用されているデータ圧縮規格は、Zipやgzip、zlibの中核的なアルゴリズムであるDeflateだ。Deflateは20年間にわたって、速度と容量のバランスが見事なソリューションを提供してきたので、現在では、ほぼすべての新しい電子機器で使われている。この20年の間に、圧縮効率と圧縮速度のいずれかでDeflateより優れたアルゴリズムも登場したが、その両方でDeflateを上回るものはほとんどなかった。

 Zstandard 1.0はGitHubで公開されている。


 Facebookが使用するコードの多くと同様、Zstandardも拡大できるように設計されている。Facebookは次のように述べた。

 Zstandardは今日の環境で優れた能力を発揮し、未来に向けて拡大できるように設計されている。多くのアルゴリズムには、圧縮速度と圧縮率のバランスに応じて、さまざまな「レベル」が用意されている。レベルが高いほど、圧縮率も上がるが、圧縮に要する時間は長くなる。Zlibは9種類の圧縮レベルを提供する。Zstandardは現在、22種類のレベルを提供するので、圧縮速度と圧縮率のバランスを柔軟かつ詳細に設定することができる。例えば、速度が最も重要な場合はレベル1、容量が最も重要な場合はレベル22、といった具合で使い分けることが可能だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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