Microsoftは中小企業向けと考えられる新しいアプリ群を「Office 365 Business Premium」サブスクリプションに追加する準備を進めているようだ。
筆者が「MSPowerUser.com」で確認したOffice向けビジネスアプリのページでは、「MileIQ」や「Bookings」「Invoice」「Spend」「Point」「Presence」など、多数のアプリが紹介されている。それらのアプリは既存の「Office」アプリスイートに追加されると考えられる。さらに、モバイルファーストでクロスプラットフォームであるようだ。
走行距離トラッカーアプリのMileIQや自動スケジュール管理アプリのBookingsなど、一部のアプリはOffice 365 Business Premiumに既に追加済み、または今追加されようとしているところだ。Microsoftは、Bookingsがビジネスユーザーの「Facebookページ」と直接統合できるようになることを先週発表した。またMicrosoftはMileIQアプリの開発元であるMobile Data Labsを2015年11月に買収している。
経費追跡アプリのSpendやウェブプレゼンス追跡アプリのPresenceなど、アプリのページに掲載されているうちの一部は、まだ正式には発表されていないようで、「近日公開予定」と記載されている。
Spendアプリは、「Microsoft Garage」インキュベータープロジェクトで「Phoenix」として知られていたものと何か関係があるのだろうか。Microsoftは2015年、「Phoenix」経費報告アプリの「iOS」版をテストしていたが、このアプリに関する情報はGarageのページから削除されたようだ。Pointは、満足度の高い顧客からの口コミを利用するためのアプリだ。これも、「Home Team」というGarageインキュベーターのアプリと関連があるのだろうか。
これらの新しいビジネスアプリ群が掲載されているページでは、「パーソナルビジネスアシスタント」も近日公開予定と記載されているようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。