CES 2017

インテル、厚さ5mmのカード型コンピュータ「Compute Card」を発表

Sean Portnoy (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2017-01-10 08:33

 Intelが2015年のCES発表したのは、1パックのガムに似た外観のミニコンピュータ「Compute Stick」だった。同社は今回、それよりもさらに小さなPCを発表した。

 新しい「Compute Card」はCompute Stickよりもさらに薄く、クレジットカードを少し大きく分厚くしたような外観だ。厚さはわずか5mmだが、実稼働コンピュータのほとんどの基本機能を搭載することができる。

 Compute Stickは、リビングでコンピュータ機能を使用するためにHDTVのHDMIポートに完全装備のPCを接続したいと考える消費者を、少なくとも一部対象として販売されていた。一方Compute Cardは、コネクテッドデバイスに追加するモジュールとして設計されており、その「スマート」な機能をアップグレードしたい場合に簡単に交換することができる。

 その小さなサイズにもかかわらず、Compute Cardは標準的なPCのほとんどの機能をその薄いフレーム内に搭載する。IoT機器には一般的に、低性能のSoCが搭載されるが、Compute CardにはIntelの最新「Core」プロセッサ(第7世代の「Kaby Lake」)までもが搭載可能だ。また、Wi-FiやBluetoothにも当然対応してこれまで以上に幅広い世界と接続するほか、「USB-C plus extension」と同社が呼ぶ規格を用いてCompute Cardを各種製品と接続することができる。

 Intelによると、Compute Cardの発売は2017年半ばになる予定なので、どのような対応機器が発表されるか、これを専用PCとして使用するドックを同社が提供するつもりかどうかは、今後の動きに注目したい。


Compute Card

 

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  2. セキュリティ

    MDMのよくある“12の悩み”を解決!Apple製品のMDMに「Jamf」を選ぶべき理由を教えます

  3. ビジネスアプリケーション

    CIO必見、経営層に響く「AIエージェント導入」説明--7つの役職別シナリオで解説

  4. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  5. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]