ミック経済研究所によると、個人認証・アクセス管理型セキュリティソリューション市場は、2015年度に対前年比110.2%の560億円強となり、2016年度も対前年比107.5%で607億円強となる見込みだという。
製品ジャンル別では、特にウェブシングルサインオン(SSO)製品が特権ID管理製品の伸びが大きいと分析する。
ウェブSSOパッケージの需要の高まりについては、社内システムだけでなく、「Office 365」や「Salesforce」「Google Apps」、クラウドストレージなど、外部のパブリッククラウドが普及してきたことを背景として挙げている。
また、特権ID管理パッケージについては、ベネッセの特権ユーザーによる個人情報漏えい事件から注目度が高まっていると指摘。今後は内部不正だけでなく、標的型攻撃による情報漏えい対策にも有効な分野として成長が続くとしている。