サイバートラストは1月23日、企業が運営するウェブサイトなどの脆弱性を短時間、低コストで診断するクラウドサービス「脆弱性ツール診断サービス」の提供を同日より開始すると発表した。完全自動のクラウド型の脆弱性診断サービスで、ユーザーはウェブサイトのURLを申請するだけで、手軽に脆弱性診断を実施することが可能となり、またサービス全体を自動化したことで比較的低コストに脆弱性診断を実現しているという。

サービスの流れ
脆弱性ツール診断サービスでは、1万項目以上の脆弱性と、5000以上の攻撃スクリプトを集積し、日々更新されている脆弱性データベースを利用、Webサイトにおけるネットワーク、OSやミドルウェアなどのプラットフォーム、ウェブアプリケーションの3つのレベルの脆弱性診断を実施する。診断内容は、クレジットカード業界のセキュリティ基準PCI-DSSで規定される外部脆弱性診断と同等レベルという。
サイバートラストは、これまでの脆弱性診断に対する、以下のようなニーズに対応すべく本サービスを用意した。
- コーポレートサイト(企業ホームページ)の脆弱性診断を実施したい
- 本格的な脆弱性診断を実施するための予算が不足している
- サービスインまで時間的な余裕がなく、本格的な脆弱性診断ができない
- 開発途中のウェブアプリケーションやウェブサービスに対して簡易的に脆弱性診断を実施したい
- 継続的(1年ごと、半年ごと)に脆弱性診断を実施したい