富士通とグリッドは、AIサービスの共同開発に向けて協業を開始すると発表した。
富士通の AI技術「Human Centric AI Zinrai」(Zinrai)と、グリッドの機械学習/深層学習フレームワーク「ReNom」を組み合わせ、開発したサービスを「Zinrai プラットフォームサービス」の一部として富士通が提供していく。
ReNomは、AI開発のためにグリッドが開発したフレームワークで、深層学習アルゴリズムや最適化アルゴリズム、生成モデルなどをライブラリとして備えている。このため、複雑なプログラミングをすることなく、必要とするライブラリを組み合わせるだけでAIを構築することができる。これにより、一から構築する場合に比べ、構築期間を4割以上短縮することが可能。
Zinraiの技術を体系化し、プラットフォームサービスとして提供している富士通は、AI技術を持つ企業とのパートナーシップにによるエコシステムの拡大に取り組んでいる。