Donald Trump大統領が米国のサイバーセキュリティ強化に関して、長い間待ち望まれていた大統領令に署名した。
サイバーセキュリティ強化の大統領令に署名するTrump氏(右から2人目)
提供:The White House
この大統領令の署名は、Trump大統領の就任111日目に当たる米国時間5月11日に行われた。大統領命令が一般に公開される前に、ホワイトハウスの記者会見で、いくつかの詳細が明らかにされた。
この大統領令の背景には、ハッキングやサイバーセキュリティが政治に影響を及ぼし続けている現状がある。Trump氏の大統領選挙戦、そして今ではTrump政権は、ロシアのサイバー介入に対する捜査に巻き込まれている。それには、ロシアのハッカーが民主党全国委員会に侵入したとする主張も含まれる。
記者会見で、国土安全保障アドバイザーのTom Bossert氏は大統領令を先行的に公開し、米国におけるサイバーセキュリティの3つの優先事項、つまり、連邦政府のネットワークと重要なインフラストラクチャ、インターネットを利用する国民を保護することが主要な目的だと述べた。ホワイトハウスは11日午後にこの大統領令を一般に公開した。
米政府は現在、IT予算に年間約800億ドルを投じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。