センサで温度を感知、オフィスでのコミュニケーションの量を可視化

NO BUDGET

2017-05-24 16:36

 三井デザインテックは、センサを活用したコミュニケーションの測定ツール「インテリジェントサーベイ」の開発を開始した。5月19日に発表した。日立ソリューションズと共同で開発する。

 測定ツールは、センサと無線網を活用し、温度や赤外線、Bluetoothを感知、オフィスでのワーカーの動きを常時感知する。データをデジタル信号処理し圧縮することで情報を取得し、クラウド上でリアルタイムに管理する。

 これにより、オフィスのどこで、誰と誰が、どの程度コミュニケーションしているかを定量的に把握、可視化する。そのうえで、各部署のコミュニケーションの量や場所の分析結果を組織運営への活用、スペースや運用面の改善などに役立てる。

サービスの概要と位置情報の把握イメージ(三井デザインテック提供)
サービスの概要と位置情報の把握イメージ(三井デザインテック提供)

 コミュニケーション測定以外にも「ワーカーの行動(運動量)」や「スペース利用状況」、業務時間内の会議時間や集中時間の割合や時間帯といった一日の働き方などもデータ化できる。

 三井デザインテックは、同ツールとオフィスデザインコンサルティングを活用し、オフィス改修後の効果を測定、より効率的なオフィスレイアウトを検証する。7月から三井デザインテックの自社オフィスで実証実験を予定している。

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