HPは米国時間5月24日、予想を上回る2017年度第2四半期(4月30日締め)の決算を発表した。主力部門の2つが、待望の成長を遂げた。
総売上高は、為替相場の変動による影響を除くと前年同期比で7%増の124億ドル。非GAAPベースの1株当たり利益は40セントだった。
アナリスト予想は、1株当たり利益が39セント、売上高が118億8000万ドルとなっていた。
PCを含むパーソナルシステム部門は前年同期比10%増。うちコンシューマー向けは16%増、コマーシャル(法人向け)製品は7%増だった。プリンタ部門は2%増。
HPのDion Weisler最高経営責任者(CEO)は第2四半期について、PCとプリンタ両事業の売上高が前年同期を上回るのは7年ぶりのことであり、HPの「改革が効果を上げている」ことを示唆しているとした。
Weisler氏は、さらに次のように述べた。「すべての地域と主要な財務指標において、ポートフォリオ全体が堅調だ。われわれは、収益性の高いシェアを獲得し、競合他社を上回る結果を出し、HP史上最高のイノベーションのいくつかをもたらしている」
HPは第3四半期について、非GAAPベースの1株当たり利益が40~43セントと予想している。アナリスト予想では、第3四半期の1株当たり利益が42セント以上とされている。
一方、エンタープライズ向けにストレージを提供するPure Storageも決算を発表した。売上高は前年同期比31%増の1億8260万ドルだったが、6240万ドル(1株当たり30セント)の純損失を計上し、非GAAPベースの損失は1株当たり14セントだった。
アナリストらは、売上高が1億7753万ドルで、1株当たり損失が22セントと予測していた。
オールフラッシュストレージを扱うPure Storageは、今四半期である第2四半期の売上高については強気の予想を示した。売上高が2億1400万~2億2200万ドルとみており、アナリスト予想の2億1500万ドルをやや上回っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。