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マネーフォワード、子会社からb2b向け決済サービスを発表

山田竜司 (編集部)

2017-06-21 18:14



マネーフォワード 代表取締役社長CEO 辻庸介氏

 マネーフォワードは6月20日、3月に子会社として設立したMF KESSAIを通じ、企業間後払い決済SaaS「MF KESSAI」を提供すると発表した。MF KESSAIは取り引きデータを入力すると、売上金の回収をアウトソースできる企業間後払い決済サービス。料率は1.5〜3.5%で個別見積り。

 ユーザーが取り引きデータを入力すると、与信審査や請求業務、入金管理が自動でできるシステムを構築。請求に関する一連の業務をMF KESSAIが代行するため、業務を効率化できるという。


請求業務のフロー

 また、審査通過後は100%入金が保証され、貸し倒れリスクが軽減される(審査通過率は約98%)ため、資金繰りも改善できるとした。

 また、一連のサービスの特徴として売り掛け金をマネーフォワード早期に入金する「早期入金」を挙げた。これにより、販売サイクルをスピードアップするという。


MF KESSAI代表取締役社長 冨山直道氏

 サービス開発の背景として、バックオフィス業務向けSaaS群「MFクラウドシリーズ」を提供する中で、売上金回収前のキャッシュフローの悪化や貸し倒れリスクなど「資金繰り」関連のサービスニーズが強く、決済サービスのサポートを決めたと説明している。

 MF KESSAI代表取締役社長には、「MFクラウドシリーズ」の全国的な普及を推進した30歳の冨山直道氏が就任した。

 冨山氏は、「MFクラウドシリーズで集めたデータから客筋などを分析して98%以上の審査通過率を実現した。一般的に、シェアビジネスやクラウド化の拡大によって、これまでよりも取引先数が増え、使ったものだけに課金する支払いの変化によって請求単価が下がった。 これにより、請求の数が増えて業務時間が増えている」と説明。ニーズがある点を強調した。

 実際にMF KESSAIを利用している熊本の馬肉事業者は、債権管理のノウハウがなく、未回収のリスクから新規の取引先が増やせなかったが、サービス利用により新規取り引きでも機会損失がなくなり、売り上げを伸ばしているという。


売り上げ発生とともに付随する不安要素

 マネーフォワードが決済事業を担うサービスを子会社から出す理由は何か。代表取締役社長CEO 辻庸介氏は、リスクの大きい決済領域への進出にあたり、これまでのマネーフォワードが手掛けてきたPFMや会計ソフトなどのサービス群とは異なる領域であり、適切なコンプライアンス体制でサービス運用をするためと説明。

 さらに、「マネーフォワードという会社のベンチャースピリットを表現するために、若い人に仕事を任せることにした」といい、優秀な人材のリクルート力向上を視野に入れているとした。

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