ソフトバンクは、5G導入などを背景に今後の帯域需要を支える次世代モバイルIPコアネットワークのプラットフォームとして、「Cisco NCS 5500 (Network Convergence System 5500)」シリーズとセグメント ルーティング技術を採用した。シスコシステムズが発表した。
ソフトバンクは、年50%増と予測されるモバイルトラフィックの容量需要に対し、モバイル経由のインターネットトラフィックを収容する既存設備の刷新、増強を検討していた。
Cisco NCS 5500は高密度な100Gビットイーサネット(GbE)ルーティングを実現した製品で、ソフトバンクでは、100GbEポートを576ポートを収容する。これにより同社のIoTやモバイルビデオといった新サービス展開に必要とされる、今後の帯域需要を支える次世代モバイルIPコアネットワークの構築が可能となった。
また、ソフトバンクは国内で初めてシスコが提唱するセグメントルーティング技術の導入を決定し、ネットワーク運用のシンプル化やモバイルIPコアネットワークの最適化を目指す。
ソフトバンクでは、同プラットフォームの要件としてサービスの高信頼性を担保する機能増強も掲げていた。セグメントルーティング技術と障害迂回技術であるTI-LFAを活用することで、障害復旧時間の短縮を図っていく。