「Ethereum」の「Parity」ウォレットに深刻な脆弱性--一部が凍結中

Charlie Osborne (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 2017年11月09日 11時20分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 「Ethereum」のユーザーが「Parity」ウォレットの重大な脆弱性を偶然突いてしまい、ユーザーが自分のアカウントから閉め出されてしまった。これにより、巨額のEthereumが凍結されたと見られる。

 Ethereumの保管や取引に使われるウォレットソフトウェア「Parity」の開発元であるParity Technologiesは米国時間11月7日夜、セキュリティアドバイザリを公開し、この「深刻な」問題はマルチシグ(複数署名)ウォレットに影響を及ぼすと述べた。

 約1億5000万ドル相当のEthereumを含むと推定されるマルチシグウォレットが凍結された

 同社によると、この脆弱性は標準のマルチシグコントラクトのParityウォレットライブラリコントラクトに存在し、ユーザーによって「発見」されたという。

 このバグは実際に発見されたが、それは全くの偶然によるものだった。

 もしもトレーダーがParityウォレットコントラクトを悪用して、マルチシグウォレットの所有者になることが可能になれば、この脆弱性は暗号通貨取引に壊滅的な打撃を与える可能性もある。

 この公開済みのバグが悪用されて、ウォレットや資金が盗まれるのを防ぐため、Parityは解決策が発見されるまで、7月20日以降にデプロイされた、影響を受けるマルチシグウォレットを凍結した。


提供:CC Bkchain

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
ITアナリストが知る日本企業の「ITの盲点」
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell Technologies World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]