Microsoftは、Windows 10(バージョン1607、1703、1709)のサポート期間を6カ月延長すると発表した。同社は2017年に、バージョン1511に対しても同様の措置を発表している。
米国時間2月1日の発表によれば、これらの延長措置は、EnterpriseエディションとEducationエディションにのみ適用される。Windows 10のほかのエディション(Home、Pro、Mobile、Mobile Enterprise)のサポート期間は従来どおりだ。
Microsoftのポリシーでは、新しいバージョンのWindows 10に対するサポート期間は18カ月となっている。
同社の担当者は、これらの期間延長措置は「Windows as a Serviceの導入にもう少し時間がかかる主体」向けのものだと述べている。これは、バージョン1511のサポートが延長された際の説明と基本的に同じだ。
またMicrosoftは同日、各バージョンのWindows 10のサポート終了日を確定した。
提供:Microsoft
Windows 10 1511のサポートは2017年10月10日に終了したが、Enterprise/Educationエディションには2018年4月10日までアップデートが配信される。
2016年8月にリリースされたWindows 10 1607のサポート終了日は、2018年4月10日に決まった(Enteprise/Educationエディションは2018年10月9日)。2017年4月リリースのWindows 10 1703は、2018年10月9日にサポートが終了する(Enteprise/Educationエディションは2019年4月9日)。また、2017年10月に提供が開始されたWindows 10 1709のサポート終了日は2019年4月9日で、Enteprise/Educationエディションへのサポートは2019年10月8日まで延長される。
ほかにも、これに関連する新たな情報が発表された。Microsoftは、バージョン1607以降のWindows 10 EnterpiseエディションとEducationエディションの顧客に対し、有償サポートオプションを提供する。これは、該当エディションの顧客が新バージョンへの移行をさらに延期できることを意味している(一般には非公開の料金を支払えばの話だが)。
(注:有償でのサポート期間延長は、これまでにも前例がある。Microsoftは「Windows XP」やその他の製品に対しても、同様の措置を行っている。XPの場合、サポート期間の延長にかかる費用はかなり高額だったが、後に料金は値引きされた)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。