Dell EMCは3月5日、データ保護ストレージアプライアンスの新製品「Data Domain DD3300」を発表した。
同製品は、中堅・中小企業や大企業のリモート/ブランチオフィス向けに開発されたもの。前世代モデル「DD2200」と比べて、1.5倍のパフォーマンス、5.6倍のスケーラビリティを実現する。ユーザーデータは検証と暗号化機能によって継続的に保護・保全される。重複排除機能を実装し、平均10~55倍ものデータ容量を削減でき、WAN帯域幅の大幅な節減も可能となる。また、ネットワーク効率に優れた暗号化レプリケーションを実現する「Data Domain Replicator」を通じて、シンプルでスムーズな拡張ができる。
「Data Domain DD3300」
同製品は、バックアップ、アーカイブ、災害復旧だけでなくクラウドへのデータ階層化機能を提供する。シームレスな統合性およびAPIの拡張性を提供する「Data Domain Cloud Tier」を搭載し、自動的かつ効率的なデータ移動を可能にする。
さらに、「Data Domain Cloud DR(DD CDR)」もサポートし、大企業ユーザーはオンプレミスの「Data Domain」および「Dell EMC Avamar」環境からバックアップした仮想マシンのコピー先と有事の復旧先に、パブリッククラウドを利用できるようになった。
同製品には、4/16/32TBの3つのモデルの購入オプションがある。導入後もニーズに合わせて容量を拡張することができ、「Data Domain Cloud Tier」への1TB単位での容量拡張ができるようになっている。価格は最小4TB構成・年間保守込みで120万円(税別)から。