アイ・ティ・アール(ITR)は5月24日、国内のオンラインファイル共有製品・サービスに関するユーザー調査の結果を発表した。これによると、同製品・サービスを導入済み企業は5割で、未導入企業の7割弱が今後の導入を予定していることが分かった。
企業におけるオンラインファイル共有製品・サービスの導入状況(出典:ITR)
この調査では、従業員数50人以上の国内企業で情報システム系部門に属し、自社のオンラインファイル共有製品・サービスの意思決定に関与する人を対象に、インターネット回答で1617件の有効回答数を得た。
現在導入済みの企業の割合は53.6%で、そのうち、約5割の企業ではリプレースの予定があるとしている。未導入の企業は全体の46.4%。
1ユーザー当たりが必要とする保存容量については、現状は「10Gバイト未満」の回答が最も多く2割程度となり、次いで「5Gバイト未満」「100Gバイト以上」となっている。
今後必要とする保存容量については、「50Gバイト未満」の割合が比較的大きく伸びており、10Gバイト以上の回答の割合が増加し、必要と考える保存容量は増加傾向にあることも分かった。
1ユーザー当たりが必要とする保存容量(出典:ITR)