調査

2016年度の国内データ分析/レポーティング市場は前年度比19.4%増--ITR調査

NO BUDGET

2018-02-19 11:58

 アイ・ティ・アール(ITR)は2月15日、国内データ分析/レポーティング市場規模推移および予測を発表した。

 同市場の2016年度の売上金額は144億5000万円で、前年度比19.4%増の伸びとなったことが分かった。これは、ユーザー自らがデータ分析やレポート作成を実行できるセルフサービス型製品の普及や、モノのインターネット(IoT)で得られたデータの分析を行う企業が増加していることが市場拡大の要因となっていると見られる。2017年度も前年度比16.3%増の大きな伸びを続けると予想する。

 同市場をパッケージとSaaSの提供形態別に分類すると、導入が急速に拡大しているのがSaaSだ。2016年度のSaaS市場の売上金額は10億5000万円で、前年度から約倍増の拡大を見せた。データをクラウドで管理する傾向が高まり、親和性の高いSaaSを選択する企業が増加していることから、2017年度も同市場は引き続き倍増の伸びが予想されている。


図:国内データ分析/レポーティング市場規模推移および予測:提供形態別(出典:ITR)

 ITRでは、パッケージ製品の切り替えから、今後さらにSaaSの割合が増加すると予想する。また、新規導入では、非定型分析機能を提供するセルフサービス型の製品・サービスが中心となっており、パッケージやSaaSを問わず市場の伸びをけん引していると見ている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]