Mozilla、音声制御型ウェブブラウザの可能性を追求

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ) 2018年06月15日 12時50分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Mozillaは、キーボードやマウス、タッチスクリーンのタップではなく音声で操作する非常に変わったウェブブラウザ「Scout」の可能性を探っている。

 Mozillaは、サンフランシスコで開かれた全体会議の議題としてScoutプロジェクトを発表した。「Scoutアプリで、音声によるコンテンツのブラウジングや視聴の可能性を探り始める」とMozillaは述べている。サンプルのコマンド「Hey Scout, read me the article about polar bears(ホッキョクグマに関する記事を読み上げて)」というサンプルのコマンドから、その使い方がうかがえる。

 電子デバイスを音声で操作するというのは、昔はサイエンス・フィクションの世界でしか見聞きしなかったが、近ごろは端末に話しかけてスケジュール管理やメッセージ作成、テレビ番組の検索などをすることも多くなってきた。デバイスが人のことをもっと理解して音声で答えられるようになるうえで鍵を握っているのが人工知能(AI)で、Amazonの「Alexa」や「Googleアシスタント」、Appleの「Siri」もかつてないくらい人間らしい反応をするようになってきた。

 Scoutは、スクリーンリーダーなどの使いにくい解決策に頼ってインターネットを何とか使えるものにしている視覚障がい者にとっても、インターネットの形を一変させてくれるかもしれない。Mozillaの目標の1つは、「オンラインへのアクセス、機会、あるいは体験の質が個々人の人口学的特性によって左右されることのないような、地球上のすべての人が含まれたインターネット」を形作ることにある。

 Mozillaは、「初期段階のプロジェクト」とされるScoutについて、詳細を述べようとはしなかった。

 「われわれはこの取り組みについて、開発がもっと進んだ段階で公に議論するのを楽しみにしている」(Mozilla)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]